はじめに
イタリアの夏はとにかく日光の強さが凄まじく、一瞬で肌が焼かれるような感覚に陥ります。また、日本のように空調が整っている環境も少ないので、街は半袖短パンの人たちで溢れかえっています。イタリアといえばおしゃれな人が多いというイメージがある方も多いと思いますが、普段着などをみるとそうでもなかったりして、シチュエーションや場所にも大きく左右されます。
とにかく、流石にそのような夏休みの小学生ようなコンビネーションでおしゃれをするのは余程の上級者でないと難しいとは思いますが、ショートパンツを取り入れることについては日本にいた時よりも前向きになりました。というのも一昔前までの僕は夏でも痩せ我慢をしてあまりショーツなどを履かずにすごしていたのですが、イタリアのより緩い雰囲気にあてられてもっとナチュラルに洋服を楽しみたいという気持ちが高まって来たのです。おまけに何より履いてみるとあら不思議、涼しいのです。
そんなことで夏に楽しむ為のショーツを探していた私は、たまたま運良く面白い物を見つけました。それが今回紹介するポロ ラルフローレンのMade in USAのマドラスチェック柄のショートパンツです。
洋服が好きな方もそうでない方もラルフローレンを知らない人はいないと思います。ご存知アメリカのファッションブランドで、世界中で人気です。もちろんイタリアでもラルフローレンは非常に人気で、混沌とした古着市場でも他のブランドより少しだけ値付けがしっかりしている印象です。
Polo Ralph Lauren Short Trousers

こちらが今回ディグったショートパンツになります。みるからに癖が強いですよね。色々と興味深い点が多いので、見ていきたいと思います。まず素材はコットンで、所謂ポロチノのような分厚いものではなく非常に柔らかく薄めです。ベルトループとサスペンダー用のボタンの両方がついています。そしてボタンフライとなっていて、フロントボタンがついておらず代わりにカラビナ?のような物で止める仕組みになっています。そして背面にはアジャスターがついており、サイドも含めてポケットがたくさんついています。


一つ疑問なのが、左側のポケットだけ柄合わせがされてないのは敢えてなのでしょうか?いずれにせよこの派手な生地にこのディティールの多さはラルフローレンならではだと思います。
このショートパンツは街のとある小さな古着屋で購入いたしました。価格は25€(当時のレートで約4000円)でした。先ほども述べたように、所謂ラルフローレン価格で、少しだけ他のブランドのアイテムよりも高かったです。学生なので普段古着屋でディグる際は高くても一日20€以内と予算を決めているのですが、このディティールの面白さでしかもアメリカ製の個体がこの値段なら買わざるを得ませんよね。
あくまで体感ですが、イタリアの古着屋ではアメリカ製のラルフローレンも比較的よく見かけると思います。値段も他の年代や生産国のものと変わらない(例えば長袖のシャツは20€~25€、パンツは15€~25€くらい)ですし、イタリアの古着屋はセールの頻度もたかい傾向にあります。もしフラっと立ち寄ったお店でお安く見かけたらラッキーだと思います。
いかがでしたでしょうか。少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。もしよければ前回のディグ日記もぜひチェックしてみてください。
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