はじめに
ふとクローゼットを開けてみると、紺ブレがいくつも並んでいるというのはメンズドレスファッション愛好家の皆様にとってあるあるなのではないでしょうか。僕自身も全く同じで、ワードローブのジャケットエリアのネイビー率はとても高いですし、常日頃洋服選びをする中でいつも手に取りがちなのがブレザーだと思います。
そしてこれもあるあるなのが、もうすでにブレザーは持っているはずなのに、たまたま良いものを見つけると「素材感が微妙に違う」「シルエットが」などとあれこれ理由をつけて買ってしまう無限ブレザー現象だと思います。もちろん僕も例外なくこの無限に続く地獄に囚われた哀れな被害者(?)の1人です。
「まぁ、実際違うんだからしょうがない」というのが本音ではあるのですが、興味のない人からするとどれも同じに見えるというのは正直認めざるを得ません。ですが、その微妙な違いこそが、洋服の楽しさと言っても過言ではないと思います。
さて、そんなこんなで特に考えなしに日課の古着屋巡りをしていたある日、古いバーバリーのブレザーを偶然ディグってしまったので、今回はそちらのお話をしていきたいと思います。
Burberry Navy Blazer
もちろん皆様ご存知かと思いますが、バーバリーといえばトレンチコートやバルマカーンコート(ステンカラーコート)で有名なイギリスの名門ブランドです。最近はラグジュアリーブランド化が激しいですが、洋服愛好家の皆様の間では特にヴィンテージのアイテムが非常に人気だと思います。実はまだバーバリーのトレンチコートを持っていないので、サイズと状態が良いものが見つかればお迎えしたいと考えています。

さて、前置きはこの程度にしておいて、今回購入したのが写真のブレザーです。表記上のサイズは52となっていたのですが、なぜか少しタイトに作られているおかげで、48が基準の私でも綺麗に着ることができます。着丈は判断が難しく正直よくわからないのですが、袖丈だけは明らかに長かったので4センチほど詰めてしまいました。

ディティールはフロント2ボタン、2パッチポケット、袖のボタンも2つです。全体的にかなり構築的な見た目をしていて、着心地からもコンストラクションを感じることはできます。ですが、決して動きにくさみたいなものは感じないので素晴らしいジャケットだと思います。ただ、ボタンそのものがバーバリーのロゴになってしまっている事が少し気になっていて、個人的にはいつか良さげなボタンが見つかったら変えたいなと思っています。
私は服のプロではないので断定することはできませんが、内タグからみるにこのジャケットはベルベスト製だと予想しています。と言うのも、これ以前にディグったベルベストの古いジャケットに同じレイアウトのサイズ表記タグがついているのと、明らかにBelvestのBが書いてあるタグが逆側のポケットについているからです。(死ぬほど詳しい方いらっしゃいましたらコメントで教えてください)

こちらのジャケットは15€(当時のレートで約2500円)で購入しました。そうです。実は、第1回目にご紹介したラルディーニのジャケットを購入したのと同じチャリティーショップで購入しました。バーバリーのテーラードジャケットの場合、他の古着屋だと大体50€前後で見つかるので、チャリティーショップのように値付けがアイテム毎となっている場所で見つけられて非常にラッキーでした。
ちなみに、所謂コート類は大体150~200€程度で売られていることが多いです。先程も述べたように、いつの日か、できればこの秋冬のどこかで手に入れられないかなぁなんて薄い願望を持っています。もちろんジャケット類に関しても、サイズが合うものがうまく見つけられれば購入したいと思います。
いかがでしたでしょうか。少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。もしよければ前回のディグ日記もぜひチェックしてみてください。
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