はじめに
イタリアの古着屋ではシャツとジャケットの値段がそんなに変わらないことがよくあります。以前の記事でもお話ししましたが、例えばラルフローレンのシャツが25€に対してカルーゾのジャケットが15€で売られているみたいな現象が起きるのです。
そのため僕は古着をディグる際に、ついついジャケットばかり優先的に購入してしまっていました。そんなある日、ふとクローゼットを眺めると、シャツが10枚もないのにジャケットが20着あるみたいな逆転現象が起きていたのです。
いくらジャケットが増え続けたとて実際洋服を着るという段階になると、あまりのインナーのバリエーションの少なさが影響してしまい、毎日毎日組み合わせ方に困っていました。ジャケットの上にジャケットは着れないので持ち物が偏るとスタイリングが難しくなるのは当然ですよね。そこで、ある時からシャツも念入りにチェックするようになり、今でこそ少しずつ状況は改善されてきています。
さて、前置きはこのくらいにして、今回はバルバのシャツをディグって来たので、紹介したいと思います。
Barba Dandy Life Blue Shirt

こちらが今回ディグったシャツです。皆様ご存知の通り、バルバは1964年創業のイタリアのナポリを拠点とするシャツブランドです。個人的に、「シャツとはなんぞや」ということを体現してるブランドだと思います。もちろんさらにFatto a manoでさらにクオリティを追求しているシャツはありますが、個人的にはバルバのクオリティは色んな側面から非常に整っていると思います。
しっかりと柔らかい袖付け、補強のためのガジェット、カフスや襟などはとてもよくできていますし、フィッティングもとても良いです。



サイズはネック39でした。普段僕はネクタイを閉める場合は主に40を着るのですが、このシャツはタイドアップせずにカジュアルに着るので少し小さくても大丈夫です。非常に肌触りの良いコットンで、暑い夏にもぴったりです。あまり考えずにデニムと合わせても良いでしょうし、カジュアルなジャケットの下にも着たりします。
ちなみに、購入時の価格は12€(当時のレートで約2000円)でした。え、安いやん?って思うかもしれませんが、ジャケットが15€〜20€で買えることを考えると、相対的に高く感じてしまいます。とはいえ、バルバをはじめとして、Guy RoverやBorriello, Baguttaなどは比較的安価で見つけることができます。むしろラルフローレンが妙に高いとも言えますが…なにはともあれ、これからも積極的に探していきたいと思います。
いかがでしたでしょうか。少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。もしよければ前回のディグ日記もぜひチェックしてみてください。
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