オールドコーチ “ダッフルサック”の持つ独特の味わい

以前”不便さの美学 あえて実用的でない”鞄”を持つ理由”という記事において、なぜ僕が不便な鞄をあえて使い続けているのかという謎のこだわりについてお話ししたのですが、今回はその中からCoachのダッフルサックについて取り上げ、なぜ僕がこの鞄をあえて使っているのか、良い点も悪い点含めてレビューしていきたいと思います。

Coach Duffle Suc

コーチ ダッフルサック
黒のスエード素材。オールドコーチの定番品。

あまりにも有名なブランドなので必要ないかとは思いますが、一応簡単に説明をしておきます。Coachは1941年にニューヨークにてたった6人の職人達によって始められた、小さな工房を元に始まりました。野球のグラブから着想を得たグラブタンレザーを開発し、アメリカ発の革製品のブランドとして注目を集めていきました。

僕が愛用しているこのダッフルサックは”バケットバッグ”なんて呼ばれ方もされていますが、Coachの名作バッグ”ダッフルサック”になります。所謂”オールドコーチ”と呼ばれるような、ヴィンテージのコーチのアイテムになります。

コーチ ダッフルサック
黒のスエード素材。オールドコーチの定番品。
丸底の様子。
完全な丸底。かなり使い込んでいます。

もう5~6年前に、確か10,000円前後で購入した記憶があります。今の日本の古着市場がどうなっているのか全くわからないのですが、オールドコーチはかなり手に取りやすく、かつ面白いデザインがたくさんあるので比較的注目していました。そんな中でも僕が選んだのは、王道(?)のダッフルサックですが、あえてスエード素材のものにしています。理由はそこまで深くないのですが、やはり表革のものに比べて少しカジュアルに見えるのが気に入りました。

ダッフルサックの良い点

やはりなんと言っても、物がたくさん入ります。これは、僕がクラッチバッグやブリーフケースばかり使っている事による偏った主観なのかもしれませんが、荷物が多い日にはとても便利ですし、急な買い物にも対応できるところが優秀です。特に、旅先では予想以上に荷物が増えることもあるので、必ず持って行く鞄になります。ペシャンコにすれば場所も取らないので、キャリーケースの中に簡単に入れられるところも気に入っています。

コーチ ダッフルサック
黒のスエード素材。オールドコーチの定番品。
ストラップの様子。

また、持ち手の長さを変えることによって、雰囲気が変えられることも気に入っています。短くして手で肩に担ぐように持つことも出来ますし、長くして普通にショルダーバッグとして取り扱うことも出来るので、着こなしに幅を持たせられるのは偉いです。

ダッフルサックの不便な点

悪い点という言い方は本当は正しくないと思います。というのも、これは僕の使い方からすると問題なわけであり、鞄が悪いというより僕が悪いと言える問題だからです。ただ、あえて述べるとするならば、やはり底が丸いということは中で物が暴れるという事です。

特に僕は職業柄といいますか、楽譜だったりiPadだったりと”四角くて薄っぺらい物”をたくさん持ち歩く傾向にあるので、この丸底という特性は致命的なのです(素朴な疑問なのですが、僕の用途にぴったりな鞄って一体何でしょうかね)。

それでなくても、あまり荷物が多くない時には適していないかもしれません。例えばバックパックなら中身が少なくても背負えば安定してしまいますが、ダッフルサックの場合持ち方が常に安定しないので、容量が大きいことが仇となり、やはり中のものが暴れます。

それでもダッフルサックを使う理由

なぜでしょう?と今更疑問を抱いてきています。とはいえ、カジュアルよりのジャケパンスタイルに合わせる鞄で、楽譜が入る大きさの物となると、使い勝手はさておきこの鞄は割と良い選択肢だと思うんですよね。メッセンジャーバッグというのはあまり僕は好みではなく、かと言ってダレスバッグのような物はもう少しフォーマルでないと合わないような気もします。なんならブリーフケースも学校には持って行っていません。いっそのこと、スーツにネクタイで登校するのが良いのでしょうか。

何はともあれ、このなんとなく野暮ったいけど、でも洗練されているような感じもする、実に中庸な雰囲気のこの鞄が好きですし、これからもなんだかんだ使い続けて行くと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。初めての鞄についての記事でしたが、お楽しみ頂けましたら幸いです。僕はあまり鞄を使うタイプの人間ではないので、次がいつになるかは少し読めませんが、もし何か新しい鞄を手に入れることがあれば、記事にできたらと思います。

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