現地在住者による スーパーなどで見つかる”イタリア土産” おすすめリスト9選!

留学を開始してからは余程の理由がない限り日本に帰る機会がないのですが、それでも帰る時に必ず悩むのがお土産についてです。家族は勿論、お世話になっている人や友人などに渡そうと思うと、つい何を買っていいかわからなくなります。悩みに悩んだ末、仮にも在住者の癖にネットで「 イタリア土産 オススメ 」などと調べてみるのですが、ぶっちゃけてしまうと「ありきたりなおすすめ品」しか出てこないのです。もちろん、そこに書かれているものが悪いわけではなく、中には自分でも買ったものなどもあるのですが、一方で個人的にはおすすめ出来ないものもあったりとなかなか参考にならず、結局自分が色々試した中で気に入った物や、愛用している物だったりを選びがちになってしまいます。そこでこの記事では、在住者目線で感じた、簡単に見つけられて、尚且つおすすめなイタリア土産を紹介してみたいと思います!

“イタリア土産”のあれこれ

個人的にお土産を選ぶポイントとして、あまりにも有名なものを選びたくなかったりします。わかりやすい例で例えると、Barillaのパスタです。もちろんイタリアを代表するパスタブランドですし、スーパーに行けば大量の種類が待ち構えています。僕自身も、特定のパスタが欲しい場合はバリラを購入する事はもちろんあります。ただどうしても「日本でも割とどこでも売ってるやん」と思ってしまうのです。

東京に住んでいた頃は近所のスーパーで見かけましたし、実家の近くのイオンにさえ売っていました。それをわざわざイタリアに来て買う必要があるのか?という点に疑問があります。一方で、Marvisの歯磨き粉はどちらかといえばアリだと思います。イタリアだと3~4€(セールだとさらに安い)で売ってるのに対して日本で買うと、例えばAmazonだと2000円くらい(当時のレートで約12€)と円安ユーロ高の状況でも意味がわからないくらい値段が高いので…

ちなみに、現地スーパーはお土産を購入するためのみならず、滞在中のあれこれを買うのにももちろん便利です。詳しくは貴方の”イタリア旅行”を快適にする 現地スーパー活用術という記事に書いてありますので、あわせて読んでみてください!

さて、前置きはこのくらいにしておいて、今回はどこでも簡単に買えるようなものの中から、個人的におすすめのお土産を紹介していきたいと思います。

在住者目線のおすすめイタリア土産一覧

1. RUMMOのパスタ

"イタリア土産"におすすめの、イタリアの名門ブランド Rummoのパスタ
RUMMOのパスタ 一生食べています

さて、イタリア土産といえばまず思い浮かぶのはパスタ。スーパーで買えるものの中で個人的に1番おすすめなのが、RUMMOのパスタです。RUMMOは南イタリア、ナポリを擁するカンパーニャ州のベネヴェントという都市で1846年に創業した老舗のパスタブランドです。厳選されたデュラム小麦によって作られるパスタは、非常に歯応えがしっかりしており、所謂「al dente」をお家で簡単に再現する事ができます。家系ラーメンは濃いめ多め硬め派の僕(?)としては外せないブランドです。

特におすすめは「Fusilli」などのショートパスタで、トマトベースのソースと合わせるだけでイタリアの本格的なパスタ料理を手軽に作れちゃいます。日本でも手に入れる事はできますが、やはり種類が少ないのと入手手段が限られているので、イタリア旅行に来られる際には是非お土産として購入される事をお勧めします。

Pasta RUMMO 公式サイト

2. GIROLOMONIのパスタ

"イタリア土産"におすすめの、イタリアのオーガニックブランド GIROLOMONIのパスタ
GIROLOMONIも非常に美味しいです!

同じくパスタについてもう一つオススメをご紹介します。ヨーロッパでは有機栽培によって栽培され、かつ遺伝子組み換えなどが行われていない厳選された原材料を95%以上使用した加工品の認証制度があり、それらの商品は主に「BIO」と呼ばれています。GIROLOMONIは小麦の生産から流通、加工まで全ての工程をコントロールしたオーガニックなパスタを世に送り出しています。つまるところ意識高い系のパスタになります。こちらはRUMMOより少し見つけるのが難しく、たとえば「Naturasi」といったオーガニックスーパーでよくみかけます。

身体に良いのはもちろんなんですが、やはりなんといっても非常にしっかりした小麦の本来の味が楽しめるのが素晴らしく、個人的にはパスタの味わいを活かしたシンプルなレシピに使うのがおすすめです。日本でも一部オーガニックスーパーなどで取り扱いがあるようです。ただ、それでも入手手段は限られているのと、イタリアで買う方が安いのでもし手に入れられたらお得です。

GIROLOMONI 公式サイト

3.乾燥ポルチーニ茸

これは個人的に本当におすすめです。ポルチーニ茸独特の濃厚な風味と旨味がたっぷり凝縮されていて、例えばオリーブオイルとにんにくなどを合わせたシンプルなパスタを作ると最高です。特におすすめのブランドがあるというわけではないのですが、大抵のスーパーで買えるのと、非常に軽いのでお土産に最適です。とくにお料理好きの方に渡すと100%喜ばれます。

4.現地特産のワイン

ワインの写真

イタリアワインはフランスの物などとはまた違った美味しさがあって、お酒が好きな人なら欠かせないですよね。イタリアの有名なワインといえばバローロなどがあると思います。もちろん美味しいしお土産にも良いのですが、天邪鬼な僕としては「正直どこでも見つかるやん…」という気がしなくもないです。イタリアは地域ごとにかなり文化が細分化されていて、食についてもそれぞれ微妙に違った特徴があります。なので僕はワインを買う際は街の小さな、イタリア語でEnoteca(エノテカ)とで呼ばれるワイナリーに立ち寄って、その街の近くで作られているようなワインを選びます。その方が、訪れた地域名物のワインを手に入れる事が簡単だからです。

お店の選び方としては、あまりランドマークに近すぎず、少し路地に入ったところなどにある店に当たりが多いです。価格はピンキリですが、大体20€から30€も出せば家庭用ワインとしては素晴らしいものが手に入ります。ワインに限った話ではありませんが、観光客向けの店と地元の人が行く店は全く違う事が多いので注意してください。

5. パルミジャーノ レッジャーノ

パルミジャーノレッジャーノの写真

日本でもパルメザンチーズなどという名称で、粉チーズが売られているように、誰もが知っているイタリアを代表するチーズだと思います。ですが、実はそれらのほとんどは「パルミジャーノレッジャーノ風」であり、イタリアでもParmaとReggio Emiliaを中心とした一部地域で、決められた製法に則って作られた物の中で、さらに基準に達したものだけが名乗る事ができるといったように、実は特別なチーズのみに許された名前なのです。(例えば、フランス産のパルミジャーノレッジャーノなどは存在しません)

もちろんエミリアロマーニャのどこかで購入するのが1番ですが、そうでなくても大抵の街で手に入れる事ができます。是非一度本場のパルミジャーノレッジャーノを試してみてください。

エミリアロマーニャ州 公式サイト パルミジャーノレッジャーノについて

6. ペコリーノ ロマーノ

"イタリア土産"とは関係ないけど、イタリアの名物パスタ カッチョエペペ
Cacio e Pepe

ペコリーノ ロマーノもイタリアのチーズを語る上で欠かせません。ペコリーノというのは羊のミルクで作られたチーズのことを指していて、ロマーノということで元々はローマで作られていたペコリーノという事になります。ご存知の方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、日本ではカルボナーラというと、生クリームなんかを使うことも多いと思いますが、本場のカルボナーラの具材は卵黄とペコリーノロマーノ、ブラックペッパー、そしてグアンチャーレだけです。グアンチャーレは残念ながら持って帰る事はできませんが、ペコリーノロマーノを使うだけでもかなり味わいが変わります。他にも、カルボナーラとおなじくローマの名物であるカッチョ エ ペペやアマトリチャーナなどもペコリーノ ロマーノが必要です。もちろん日本のスーパーでも手に入る事はあるかもしれませんが、イタリアに訪れた際は是非購入することをお勧めします。

ペコリーノ ロマーノ 保護協会 公式サイト

7. Baci チョコレート

"イタリア土産"におすすめの、Baciチョコレート Classico
Baci Classico

これは割とどこでもお勧めされているので紹介するか迷ったのですが、所謂ばらまき用的な用途だとお勧めです。ただ、一つ注意しなければならないのはスーパーとお菓子専門店や免税店などでは天と地ほどの価格差があります。TAX Freeの差なんて風で吹き飛ぶくらいの差額なので、必ずスーパーで購入するようにしてください。Baciに限らずNoviやFerrero Rocherなどもそうですが、基本的に特定の珍しいブランドの物でない限りはスーパーで買うのが1番です。

Baci 公式サイト

8. BARBERAのオリーブオイル

1番美味しいオリーブオイルはどこで買えるのかと聞かれると「シチリアの田舎のマーケット」というのが真っ先に思い浮かび上がります。ただ、通常の旅行で手に入れるには些かハードルが高すぎるのではないかとも思います。実際イタリアに住んでいても、シチリアとは遠く離れているので日常的に購入するのは現実ではありません。

そこで、せめてスーパーなどでオリーブオイルを購入するときはシチリア産の物に拘っています。なかでも、個人的にお勧めなのがこのBARBERAのオリーブオイルです。オリーブ本来の香りと美味しさが凝縮されたような味わいは絶品です。サラダなどに塩とこのオリーブオイルをシンプルにかけるだけでもイタリアらしい一品に仕上げられます。

フラッグシップモデルのLORENZOをはじめ、さまざまなラインナップがありますが、比較的安いモデルでも非常に美味しいので、予算に合わせて購入するのがベストです。

BARBERA 公式サイト

9. Illyのコーヒー

"イタリア土産"におすすめの、Illyのコーヒー

こちらはそんなに珍しい物ではありませんが、イタリアで購入すると大体日本の6割程度のお値段で買えます。僕が家でコーヒーを淹れる時に普段使いしている豆もこのIllyの物になります。厳選されたアラビカ種のみを使用して品質を高めるために徹底的に拘り抜いて作られているので、普段使い用のコーヒーとして非常にレベルが高いと思います。一つ気をつけなければいけないのが、独自のシステムで完全密閉されているので、缶を開ける時に爆発します。実際しました。なので、是非気をつけてください。

ちなみに、イタリアの家庭に息づく朝の香り “モカエキスプレス”で淹れる目覚めの一杯という記事で、美味しいエスプレッソの淹れ方も紹介していますので、合わせて読んでみてください!

Illy 公式サイト

おわりに

いかがでしたでしょうか。セールスみたいなコメントになってしまいますが、どれも比較的お手に取りやすい金額になっていますので、もし気になるものがありましたら、旅路の際にお買い求めください。この記事に関しては今後発見があるたびに更新していく予定ですので、サイトのお気に入り登録などお忘れなく!

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