イタリア古着ディグ日記 #17 DE PAZ(デ パズ) コットンスーツ

コットンスーツというとクラシックスタイル好きの鉄板アイテムですが、実は長年コットン100%のスーツに出会う機会がなかなかありませんでした。カルーゾのコットンシルクのスーツは持っているのですが、やはりシルクが混紡されているせいか少し艶っぽく、ガシガシのコットンスーツが欲しいとずっと思っていました。そんな中、少し前に訪れた古着屋にDe Pazというボローニャにある英国物をイタリア風に解釈しているお店のオリジナルのコットンスーツを見つけました。その時は少し値段が高く、どうかなぁとおもって購入を控えていました。ですが後日訪れた際、ありえないくらい値引きされていたので「これは買うしかない!」いうことで購入に至りました。今回はそんなコットンスーツの紹介です。

DE PAZ Cotton Suit

De Pazのコットンスーツ

先ほども少しだけ紹介しましたDe Pazは1932年にボローニャで英国生地の輸入をする生地商として創業しました。その傍ら、英国の生地を使った伝統的かつスポーティな衣服の制作を手掛け始め、今現在も流行に流されない英国流のスタイルを体現しています。実際お店のショーウィンドウにはこれでもかというくらい良い意味でのイギリス臭さがあるアイテムがずらりと並んでいて、非常に面白いお店です。当然長く商売をしているので、ボローニャ近郊では古着としてもちらほら見かけることがあり、今回手に入れたのもそんなアイテムの一つです。

De Pazのコットンスーツ ロゴの様子

英国調にこだわっているというだけあり、非常にコシのあるバキバキのコットンが使われています。かなり硬さが残っていて、まだほとんど着られていない状態のものが見つかってとてもラッキーでした。コットンスーツはクタクタになってからが本番と言いますが、これから着込んで育てていくのが楽しみです。

De Pazのコットンスーツ 生地の様子

購入価格は12ユーロ(当時のレートで約2000円)でした。せっかく良いスーツなのに誰も手に取らなかったため、投げ売りのような状態になっていました。少し悲しいですが、そのおかげで僕の手元にやってきたと思うと感謝すべき(?)なのでしょうか。何れにせよ、今後育てていくのが楽しみな一着です。

いかがでしたでしょうか。少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。もしよければ前回の古着ディグ日記もぜひチェックしてみてください。

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