はじめに
こんにちは。夏もだんだんと終わりに近づいていると思うと、なんだか少しだけ寂しい気持ちになりますね。また、一方でクラシックファッションといえば重衣料ということで、秋冬を楽しみにしている方もいらっしゃると思います。僕はどちらの気持ちもあり、両者が拮抗して戦っている具合です。ですが、未来に思いを馳せつつディグ日記をしっかりと書いていきます。
というわけで、今回はベルベストのフランネルのテーラードジャケットをディグったので紹介したいと思います。
Belvest Tailored Jacket

ベルベストについては何度か比較記事などで取り上げましたが、改めて軽く説明させていただきます。
Belvest(ベルベスト)は1964年にイタリア北部のパドヴァにて創業したジャケット、スーツなどをメインとしたファクトリーブランドです。エルメス、バーバリー、ラルフローレンパープルレーベルと言った、名だたるメゾンの生産を請け負っていた、もしくは現在進行形で請け負っているのがこのブランドになります。そのクオリティの高さから「マシンメイド最高峰」との呼び声も高いです。
さて、こちらが今回ディグったジャケットになります。もうぱっと見の面構えからガッチリしてそうなジャケットですが、詳しく見ていきたいと思います。
所謂千鳥格子と呼ばれるちいさなハウンドトゥース柄のジャケットです。若干起毛したフランネル素材となっており、カシミヤなどは特に使われておらず、ウール100%ではありますが肌触りは比較的滑らかです。

このジャケットはベルベストの中でも古いタグがついているもので、近年の同じサイズの総毛芯のモデルと比べてもかなりコンストラクションが効いている感触があります。ただ、着心地が悪いわけではなく、むしろ体にがっちり巻き付いてくるので案外動きやすいです。そこは当時から流石といったところでしょうか。

購入時の価格は17€(当時のレートで約2900円)でした。個人的に冬用のジャケットをあんまり持ってなかったので良い発見となりました。ちなみに購入したのはチェーンの古着屋です。ベルベストは町の古着屋を巡ると、少なくとも1着くらいは見つかるかなっていうくらい割とよく見かけるのですが、サイズの問題はいつまで経ってもついてきますね。今回は私のサイズである48で、袖丈も運良くジャストサイズだったので良かったです。今後も引き続きディグっていきたいと思います。
いかがでしたでしょうか。少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。もしよければ前回のディグ日記もぜひチェックしてみてください。
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